音楽の楽しみ方を思い出させてくれた「Da-iCE LIVE HOUSE TOUR 2015-2016 -PHASE4 HELLO- @豊洲PIT」感想

1月31日(日)に豊洲PITで行われた「Da-iCE LIVE HOUSE TOUR 2015-2016 -PHASE4 HELLO-」に急遽参戦して来た。これが2016年になって初めての現場なのと、Da-iCEの現場デビューでもあったので、ものすごく楽しみにしていた。
今回のライブは数日前に発売された2ndアルバム「Every Season」の楽曲を中心に、ライブで盛り上がる鉄板ナンバー「ハッシュハッシュ」や「SHOUT IT OUT」、スティーヴィー・ホアンやSKY-HI(AAA・日高光啓のソロ名義)とのコラボ楽曲がサプライズで披露されるなど、かなり盛り沢山な内容だった。
パフォーマーのダンスコーナーや、ボーカルによる「TOKI」のアコースティックバージョンではそれぞれのスキルの高さが発揮され、最初から最後まで飽きることなく、彼らのエンタテイメントに酔いしれることが出来た。
Da-iCEのライブは、観客をただただ「音楽の気持ち良さ」に没頭させてくれる。パフォーマンスのレベルの高さや楽曲・振り付け自体が素晴らしいのはもちろん、会場の環境に合わせたセット作りや演出、曲を盛り上げる為の観客の煽り方など、どれを取っても上手いのひと言につきる。年間に何十本ものライブをして得た経験値があるからこそ出来ることなのだろう。
音楽を楽しむ為に邪魔なものが一切ない。あの時・あの場所で起こった全ての事象は、彼らが思い描くエンタテイメントを表現する為に必要なピースだった。本気でそう思えた。
「あの曲のここが良かった」とか「あそこのMCが面白かった」とか、具体的に良かったポイントはもちろんあるのだけど、わたしが今伝えたいのはそういった「レポ」的なものではなく、もっと感覚的で感情的なことだ。エンタテイメントは楽しい。音楽は、ダンスは楽しい。最近のわたしが忘れていた、ごく当たり前でシンプルなことをDa-iCEのライブが思い出させてくれた。それが何よりもうれしくて幸せだった。
正直な話をすると、ここ数ヶ月ずっと超特急のことでモヤモヤしてしまうことが多く、純粋に頭を空っぽにして音楽を楽しめていなかった。知りたくなかった推しのプライベートな情報を(不可抗力とは言え)見てしまったことや、運営のずさんさに呆れ果てたりと、音楽とは全く関係ないことに神経をすり減らしていた。
超特急のことは今でも好きだし、楽曲はどれも素晴らしいと感じる。推しだけでなくメンバー全員がかわいいし、頑張って欲しいと思っている。だけどそれだけでファンは続けられない。わたしは超特急のファンである前に、エンタテイメントのファンだから、純粋にエンタテイメントを楽しませてもらえない存在に着いて行く訳にはいかない。それが今のわたしの率直な気持ちで、だからこそ音楽の気持ち良さを思い出させてくれたDa-iCEにこれからは着いて行きたいと思った。
今回のライブの最後にDa-iCE初のホールツアーと、目標だった日本武道館でのライブが決まったと発表された。彼らが次はどんな素晴らしいライブをしてくれるのか、今から楽しみで仕方がない。
だから今このタイミングで言うけど、超特急は下車します。ただただ純粋に、Da-iCEが見たい。応援したい。わたしはあれもこれも追いかけられるほど器用でもお金持ちでもないから、ひとつを選ぶ。わたしはDa-iCEを選ぶ。今日のライブを見て決心がつきました。— れこ (@recotic) 2016, 1月 31

RECO_BLOG