遠征に行った時に、必ず行く場所
遠征で年に何回か地方に行くことがあるんだけど、せっかく知らない土地に行くならってことで昔はついでに観光する…みたいなのがお決まりのパターンだった。だけどここ数年は、そういういわゆる「観光」っぽいことは全くしなくなった。
体力が落ちて来ているとか、人混みが苦手だからとか、まあ理由はいろいろあるんだけど、一言で表現すると「自分の好き嫌いセンサーの感度が上がって来たから」だと思う。
いろんな物事を経験することで、他人の手でキレイにパッケージングされた時間の過ごし方ではない、自分の基準で選んだ「うれしい・楽しい」を詰め込んだ旅を作ることが出来るようになって来た。
観光地の代わりに行くようになったのは、行き慣れたチェーン展開のカフェか本屋さん。
本屋さんは基本どこのお店も放っておいてくれるから、こだわりなく気の向くままにふらっと立ち寄ったりがしやすい。でも個人経営の小さな本屋さんって短い遠征期間で見つけるのが中々難しくて、結局は駅ビルの大型書店とかに入ることが多いかも知れない。
本屋さんの棚を興味のあるなしに関わらず、まずはぐるりと一周して、それから気になった本に手を伸ばす。パラパラとページをめくって、すぐに「コレだ!」と思ったらその場で買う。ちょっと気になるくらいだったらスマホにタイトルをメモして、後日地元の本屋さんかAmazonでチェックする。
疲れたりお腹が空いたら、カフェに行く。かっこつけたがりなので表面上はクールに見られがちだけど、根は結構小心者なので、ひとりで初めてのお店に入るとドキドキしてしまう。だからひとりでご飯を食べる時は95%くらいの確率でチェーン店に入る。
ちなみにスタバとタリーズとドトールがあったら、わたしはドトールを選ぶ。その次にタリーズで、最後にスタバ。何となくだけど、スタバよりもドトールとかタリーズの方が客層が落ち着いている気がするから。あと単純にドトールのアイスティーとチーズケーキ、クロックムッシュが好き。
(東京は最早「遠征」という感覚ではないけど、現場があって都内に行く時は、渋谷のHMV&BOOKSに必ず立ち寄っている。あと有楽町の無印。ああいう本屋さんと雑貨屋さんとカフェが組み合わさったみたいな場所が大好き。)
知らない土地に行くと、自分が今まで知らなかったような情報が次々と飛び込んでくる。それはすごく刺激的でおもしろいんだけど、ずっと刺激に触れていると疲れてしまう。
そういう時に見知った場所に立ち寄ると、ものすごく落ち着ける。わたしにとってはそれがチェーン店のカフェであったり、本屋さんだったりする。
知らない土地でよく知る場所を訪れると、「どこに行っても自分の居場所はある」と感じられる。その感覚を味わうのがすごく幸せだなぁ…となるので、最近は地方に遠征に行くのがすごく楽しみです。
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